岡崎図書館事件について各紙が報じたものを調べました。すべて逮捕された翌日の朝刊に掲載されたものです。
朝日新聞
図書館HPにアクセス3万3000回
愛知県警 業務妨害容疑、38歳を逮捕愛知県の岡崎市立図書館のホームページに集中的にアクセスし、閲覧しにくくしたとして、愛知県警は25日、ホームページ作成会社社長を業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。
県警生活経済課と岡崎署によると、容疑者は、4月2日から15日にかけて、岡崎市中央図書館のホームページに、計約33,000回のアクセスを繰り返し、ホームページを閲覧しにくい状態にしたという疑いがある。
同図書館のホームページ管理用サーバーには、3月中旬からの約1ヶ月間に、容疑者の自宅のパソコンなど特定の端末から計約64,000回のアクセスがあり、その影響でホームページの閲覧は21回停止されていた。
同課によると、容疑者は1回ボタンを押すだけで、1秒に1回程度の速度でアクセスを繰り返せるプログラムを作っていたという。容疑者は同図書館の利用者だったが、目立ったトラブルは確認されていないといい、動機を調べている。
(朝日新聞 2010年5月26日朝刊より引用)
中日新聞
HPダウンさせ図書館業務妨害
岡崎、容疑の男逮捕インターネットを通じた大量の信号送信で愛知県岡崎市の図書館のコンピューターを停止させたとして県警生活経済課と岡崎署は25日、業務妨害の疑いで、ホームページ(HP)制作会社役員を逮捕した。
逮捕容疑は4月2~15日の間、自宅など2カ所のパソコンから、岡崎市立中央図書館のコンピューターに計約33,000回のHP閲覧要求信号を送って計8回機能を停止させ、図書館の業務を妨害したとされる。
岡崎署によると、自動的に1秒間に10回の信号を送る自作のプログラムを使用。容疑者は「HP制作の情報収集に必要だった。業務を妨害するつもりはなかった」と否認しているという。
同図書館によると、アクセスできない状態が生じるたびにコンピューターを遮断し回復処置をとったという。
(中日新聞 2010年5月26日朝刊より引用)
読売新聞
図書館にサイバー攻撃
県警は25日、インターネット関連会社社長を偽計業務妨害容疑で逮捕した。発表によると、容疑者は4月2~15日、岡崎市立図書館のホームページに、自宅パソコンなどから33,465回にわたり、集中的にアクセスして閲覧しにくい状態にさせ、業務を妨害した疑い。
調べに対し、アクセスしたことは認めているが、動機については話していないという。
(読売新聞 2010年5月26日朝刊より引用)
日本経済新聞
図書館のサイトダウンさせる
愛知県警、容疑の男逮捕岡崎市中央図書館のホームページ(HP)にアクセスを繰り返して、ほかの利用者が閲覧しにくい状態にしたとして愛知県警生活経済課などは25日、会社社長を偽計業務妨害容疑で逮捕した。
同課によると容疑者は3月14日から約1ヶ月間、自宅などのパソコンから同図書館のHPに64,008回接続し、21回にわたりHP閲覧をできないようにした。
(日本経済新聞 2010年5月26日朝刊より引用)
毎日新聞
岡崎中央図書館HP閲覧困難に
偽計業務妨害容疑で男逮捕県警生活経済課と岡崎署は25日、岡崎市立中央図書館(りぶら)のホームページ(HP)に多数回アクセスして閲覧を困難にさせたとして、ホームページ制作会社経営、容疑者を偽計業務妨害の疑いで逮捕した。
容疑は、4月2~15日、自宅のパソコンなどからりぶらのHPに計33,465回アクセスし、サーバーを機能停止させたとしている。
県警の調べでは、容疑者は1秒ごとに自動アクセスするソフトを開発し、3月14日~4月15日に計64,008回アクセスし、サーバーを21回シャットダウンさせた疑いがある。
県警が25日に自宅を家宅捜索した際も自動アクセス中だったという。
(毎日新聞 2010年5月26日朝刊より引用)